日本の地図で見る全国の焼物・6

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、日本の地図で見る全国の焼物についてです。

 

関東地方

目次

 今戸焼真朱焼・飯能焼・三毳焼(みかもやき)・月夜野焼・自性寺焼(じしょうじやき)・渋民焼など、関東の焼物です。

 

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関東にも窯元がいくつか残っていますね。

知らなかった焼物もあります。

どんな焼物なのか。

 

目次の順に、簡単ではありますが書いていきます。

 

今戸焼

 東京都台東区の今戸と橋場とその周辺で焼かれていました。

 素焼きおよび楽焼の陶磁器です。

 江戸時代から明治時代を中心に製造販売されていました。

 日用品である、茶道具・土人形・火鉢・植木鉢・瓦などが作られていました。

 1752年には今戸神社に狛犬を寄贈しています。

 

真朱焼(しんしゅやき)

 千葉県鎌ケ谷市で焼かれていました。

 県の伝統工芸品に指定されています。

 大正時代に陶芸家・濱田敬山氏によって市川市鬼越で開発された独特のもので、鬼越真朱焼といわれています。

 真紅色が特徴です。

 少し黒味のある鈍い赤色です。

飯能焼

 埼玉県飯能市で焼かれていました。

 真能寺村原の窯場で1832年から1887年まで焼かれていました。

 正確な時代は不明です。

 耐火性の強い生活雑器が中心で、薄手の器です。

 鉄分の多い粘土であるため、濃い緑褐色を呈します。

 絵柄は、白絵土を絞って描かれています。

 

三毳焼(みかもやき)

 栃木県栃木市で焼かれています。

 伝統工芸品です。

 三毳山麓の鉄分の多い土で焼がけているのが特徴です。

 茶器類は水が腐りにくく花が長持ちするといわれています。

 

月夜野焼

 群馬県利根郡みなかみ町で焼かれていました。

 波佐見焼の産地・長崎県で生まれ育った2代・福田裕太郎は、この地で開窯しました。

 銅紅釉(どうくれない)・辰砂(しんしゃ)が有名です。

 赤い発色の銅紅釉緑青(りょくしょう)のような色合いを出す青銅釉焼成が特徴です。

自性寺焼(じしょうじやき) 

 群馬県安中市秋間地域で焼かれていました。

 自性寺焼は地名に由来するものです。

 江戸時代から安中市下秋間自性寺で盛んに焼かれていました。

 備前焼風の渋い色合いが特徴です。

 一度は廃れましたが、”現代の名工”の陶芸家が復活させました。

渋民焼

 群馬県伊香保麓に位置する窯元渋民焼です。

 1986年に今井基支氏と福田陶華氏によって開窯されました。

 比較的新しい窯元です。

 渋川・伊香保の土を使っています。中国の陶器を参考に赤の釉薬と粉引き・灰釉などの伝統技法で氏作っています。

 

まとめ

 関東の焼物です。

 あまりありませんが、古い歴史のある窯元も多数あることがわかりました。

どの焼物も、日常に使いやすい器作りをしていますね。 

個性豊かな色使いをしています。

お気に入りを見つけに出かけてみたいですね。

 

 

最後まで見ていただきありがとうございます。

 

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紹介 kei-21

横浜出身。東京在住。癒やしを探して辛い人生を乗り切りたいと思っています。同じ思いの方に読んで癒やしになれればうれしいです。 シングルマザー、子どもが一人。 陶芸歴は、過去を合わせて8年です。 電動ろくろを使っています。 御朱印集めはまだ4,5年です。

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