コーヒーカップとティーカップの素焼きに、釉薬掛けをする

陶芸の日常(77)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、コーヒーカップティーカップ素焼・釉薬掛けについてです。

素焼き

 コーヒーカップとティーカップは、絵付はしないで釉薬を掛けました。

 今回は2度掛けに挑戦してみました。

 2度掛けとは、一つの器に2種類かけることです。

 ティーカップ+お皿は、黄瀬戸+チタンを掛けました。

 コーヒーカップには、飴釉+チタンを掛けました。

コーヒカップ・テーカップの素焼きに、釉薬掛けをするについて書いていきます。

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コーヒーカップとお皿・ティーカップを素焼・釉薬をかけるポイント

 素焼後、釉薬をかけるための準備があります。

 素焼きについては、器の素焼きとはどんな意味があるのかを御覧ください。

 

 全体的にザラつきや、取っ手の付けた部分にはドベのあとがありますので、ヤスリかけをして綺麗にします。

 ヤスリには、網目のもの・紙ヤスリ・布ヤスリ・耐水ペーパー・空研ぎペーパー・スポンジヤスリなど、種類が多くありますが、網目のヤスリを使います。

 

 取っ手の部分だけは、念入りにヤスリをかけました。

 他の器と違い、手に持つ取っ手がついています。

 釉薬がしっかりつくようにヤスリでザラつきをとります。

 

 本体は軽く全体をヤスリ掛けをします。

 ヤスリのあとは、水を絞ったスポンジで全体を拭き取ります。

 ヤスリの際にカスがでますので、しっかり拭き取ります。

 

 底の部分と名前の部分に、撥水剤を塗ります。

 釉薬がつかないようにするためです。

コーヒーカップとお皿・ティーカップに釉薬を掛ける

 絵付・釉薬については、器の絵付・釉薬の魅力を御覧ください。

 

 今回は2重掛けをしてみました。

 まず下に掛けたい釉薬を全体に掛けます。

 釉薬掛けには、道具を使って掛けます。

 

 手で掛けることも一つのやり方ですが、手跡が残ります

 綺麗に掛けたい時には、やはり道具を使うのが一番いいです。

 

 一般的な道具は、ハサミ型のものです。

 道具の使い方に決まりはありませんので、使いやすいハサミを使って釉薬を掛けます。

 これも形は色々で、大きさに合わせて使い分けます。

 

 取っ手は、本体とくっいてる部分に釉薬がつきずらいので、気になるようであれば、釉薬を掛ける前に筆で塗っておくといいですね。

 

 ハサミを使うことで、釉ダレがしにくく、綺麗に掛けることができます。

掛けた釉薬は、

 1つ目のティーカップ・お皿のセットでは、黄瀬戸+チタンの2種類です。

 全体に黄瀬戸を掛けて、 乾いたら口縁にチタン釉を掛けます。

 黄瀬戸釉とは、極微量の鉄分により黄褐色に発する釉薬です。

 チタン釉とは、白色系のマット釉です。

 

 2つ目のコーヒーカップには、飴釉+チタンの2種類を掛けました。

 全体を飴釉を掛けて、口縁にチタン釉を掛けました。

 飴釉とは、鉄釉の一種で、酸化焼成して褐色になる釉薬で、この褐色を飴色と呼ぶようになり、飴釉の名前が定着していきました。

 釉薬はすぐに乾いてきますので、手で持って口縁周辺にもう一つの釉薬を掛けました。

 

 完全に乾いたら、プツプツしているところやぷっくりしているところを、指で擦ってならします。

 最後に高台の部分に、水を絞ったスポンジで釉薬を拭き取ります。

 後は、焼き上がるのを待つだけです。

 

 2種類の釉薬はどんな色に仕上がるのか楽しみですね。

 

 以上が、コーヒーカップ・ティーカップの素焼きに。釉薬掛けをするでした。


 まとめ

 釉薬を綺麗に掛けるには、素焼のヤスリ掛けの準備が必要です。

 素焼きした器は、削り跡やくっつけたドベの跡などザラつきが残っています。

 これをヤスリで擦って表面のザラつきをとります。

 

 釉薬を掛ける際には、ハサミをつかうことで釉ダレがしにくく指跡もつかずに掛けることができます。

 ハサミでかけることで、器全体に釉薬が均一に掛けられます。

 この作業も緊張するところです。

  コーヒーカップ・ティーカップの釉薬掛けの参考になれば嬉しいです。

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 最後まで見ていただきありがとうございます。

 次回は、コーヒーカップ・ティーカップの本焼・完成です。

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