器の素焼きにはどんな意味があるの

陶芸の基本(5)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は器の素焼きにはどんな意味があるのについてです。

コーヒーカップの素焼き

素焼きとは

 成形・削りを終え乾燥させた生素地を低温で焼くことをいいます。

 素焼きの色の状態は、茶色や白色と、粘土によって違いがあります。

 素焼をする目的は

水分の蒸発・不純物が燃える・焼締です。

 器の素焼きにはどんな意味があるのについて書いていきます。


 成形→削りと書きました。 

 次の工程は素焼きです。

 こちらに絵付けや釉薬をしていきます。

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素焼きのポイントとは

素焼きとは

乾燥を終えた生素地のものを低温で焼くことをいいます

 自然乾燥したあとの素地に含まれる水分を除去するために、無釉のまま焼いた陶器と磁器です。

 素焼きは本焼きする前の仮焼をする工程です。

 施釉するためには素焼をするのが一般的です。

素焼きの役割は

 

※素焼きの役割は、

素地の器に含まれている水分をある程度蒸発させて、水に浸しても壊れないようにするためです

①削ったらしっかり乾燥させて素焼きにします。 

②素焼きとして器の吸収性を高めます。 

③施釉しやすくするために、素焼きをします。

 

素焼きの窯たきとは

素焼きすることによって、水分が飛び崩れることがなくなり、絵付や釉薬がしやすくなります。

 ①窯の温度は、700度〜800度くらいに設定します。

 ②焼成時間は大体、6時間〜8時間くらいです。

 ③300度くらいは上蓋を少し開けて水蒸気を抜きその後は閉じます。

 

 ④1時間おきに、80〜100度と温度を上げていきます。

 ⑤大物や厚いものは、もう少しゆっくり温度を上げます。

 ※素焼きはまだ釉薬が掛けられていない状態です

 ⑥なので積み重ねたり、狭い間隔で並べられます。

 

 ⑦でも無理な重量はかけないよう注意が必要です。

 ⑧器をうまく組み合わせて、火や熱が均等に、いくようにします。

 

隙間が均等に埋まるよう窯の中がいっぱいになるよう並べるのがポイントです。 

窯出しは

 ①素焼き後の窯出しは、温度が下がってからです。

 ②いきなりだすと割れてしまうからです。

 ③高温で焼いているので、冷めるまでに時間がかかります

 *十分冷ましてから、出していきます。

 *軍手をしてとりだしたほうがいいです。

*焼いてあっても、壊れやすいため慎重に出します。

 これが素焼きの一連の作業です。

 

 以上が、器の素焼きにはどんな意味があるのでした。


まとめ

 素焼とは水分を蒸発させて、不純物を取り除いて焼き締めることです。

 器が割れないようにするには素焼は重要です。

 

 素焼きでひび割れがたまにあります。

 締めがあまかったのが原因です。

 私もときどき、ひび割れがあります。

 もったいないので、壊さなかったです。

 

  汁物を入れなければ使えます。

  今も使っています。

  どんな作品も自分が作った大切なものなので、これからも使っていきたいです。

  皆さんも、ひび割れなどあってもめげないでください。

  練習あるのみです。

  参考になれば嬉しいです。

 

 最後まで見ていただきありがとうございます。

  次回は、器の絵付け・釉薬の魅力です。

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