焼物の文様の種類

陶芸の豆知識(30)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は日本の焼物の文様の種類についてです。

 

文様の種類とは 

中国の陶磁器、大きな壺。

絵柄には、龍や色々な文様が描かれています。

こちらも植物らしき文様が描かれています。

 焼物の文様の源をたどるとその多くは、ペルシャやシルクロードにさかのぼります。

 中国を経て日本の風土に適した文様へと変化してきました。

 

 焼物の文様の種類について書いていきます。

焼物の文様の種類は

 植物・動物・鳥・昆虫・魚貝・山水・人物・吉祥・幾何学文他など、多岐にわたるほどの文様が描かれています。

植物は、

 絵画的・図案的な文様で描かれています。

 四季の草花の文様は、季節によって、使い分けることが出来ます。

 

牡丹・菖蒲・椿・蘭・葡萄・ワラビ・笹・たけのこ・なすなどが絵付けがされています。

動物は、

 うさぎ・鹿・馬・龍などの、身近な動物や架空の動物などを描いています。

 龍は中国由来の文様になります。

鳥・昆虫は、

 鳥・メジロ・鳥・蝶・とんぼ・蜂なども描かれています。

 どんな小さな生き物も、可愛らしい絵柄になっています。

魚貝は、

 フグ・ヒラメ・魚・オコゼ・エビなどです。

 中でもエビの絵柄は腰が曲がっていて跳ねる力が、強いことで長寿の象徴ともいわれています。

 

山水は、

 人物と山水・楼閣山水・唐子・一閑人(いっかんじん)賢人などです。

 山水や人物は、四季の風景や景観を人間や楼閣、花鳥とともに文様化したものです。

 

 唐子や賢人や成人や老人などは中国の人物が、伝統的に多くの文様が使われています。

 風景でよく見られ山や雲などといった自然が描かれていて、人物・樹木・建物など、組み合わせて描かれていることが多いです。 

 

 山水と建物が組み合わせてあるものの文様を、山水楼閣(ろうかく)といわれます。

 雲と建物が描かれたものを、雲堂手といいます。

 他にも流水や海、御所車、泊舟などもあります。

 

吉祥は、

 宝尽くし・束ね熨斗(たばねのし)・七宝・祥瑞(しょうずい)・扇(おうぎ)・宝珠(ほうじゅ)などがあります。

 喜びや瑞兆(ずいちょう)を表す文様になります。

 松・竹・梅や鶴・亀・鳳凰(ほうおう)・虎・熨斗(のし)扇・七宝・宝珠などが、使われています。

 宝尽くしはおめでたいものを組み合わせた文様になります。

 

幾何学文他は、

 市松・独楽(こま)・丸文・麦藁手(むぎわらて)・網手・蛸唐草(たこからくさ)などがあります。

 線や丸・四角で構成させている文様はいくつもあります。

 蛸唐草中国由来の文様になります。

 唐草に簡略化して付けた葉がたこの吸盤に似ていることから、その名がついています。

 

 他にも、花文変・氷裂文・雷文・青海波などもあります。

 文様というのは、規則性のある図形のことをいいます。

 

 以上が、焼物の文様の種類はでした。


 まとめ

 陶磁器の絵柄や文様には日本の伝統的な古い絵柄がたくさんあります。

 何気なくみている絵柄には、縁起を担いだり様々な願いがこめられています。

 

 どの作品にも、何らかの意味があるのでしょうね。

 可愛らしい絵柄も沢山ありますね。

 私も絵付けを練習してうまく描けるようになりたいです。

 

 参考になれば嬉しいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。 

 次回は、焼物の文様のないものです。

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