焼物の見どころ

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、焼物の見どころについてです。

陶器の茶碗

見た感じは、やわらかい感じ。

指ではじくと鈍い音がします。

磁器のお皿

見た目は、薄手で冷たい感じ。

指ではじくとキーンと硬い音がします。

陶器と磁器にはそれぞれ違いがあります。

 

 焼物の見どころについて詳しく書いていきます。

焼物の見どころは

 焼物はどこを見たらいいのか、迷うことがありますよね。

 そんな時は、第一印象が大切です。

 形や絵柄や色味など最初に感じたことが、見る決めてになります。

 

 いいなと思う見た目と、感性で焼物を見ていきます

 色々な種類の焼物を見ていくことで、見る目が養われていきます。

 焼物についての知識を得ることで、焼物の世界が広がります。

 

陶器と磁器も大きく違いがあります。

 陶器には土が使われていますね。

 磁器には石が使われていますね。

一番の大きな違いは原料にあります。

それぞれの特徴は

 陶器は堅牢性(けんろうせい)が磁器と比べて弱いです。

(堅牢性とは堅いこと・丈夫なこと)、保温性は熱しにくくて、冷めにくいです。

 使ったあと洗い終わったら、十分に乾燥させます。

 水分が残っていると、器に染み込んでしまい、ヒビが入る原因になります。

 

 透光性は光を通しません

 見た目はどれも柔らかく・温かみを感じられます。

 

 主な焼物:萩焼美濃焼益子焼などがあります。

 

 磁器の堅牢性は陶器と比べて強いです。

 保温性は、熱しやすく、冷めやすいです。

 使って洗ったあと、水分を拭き取ったらすぐにしまっても大丈夫です。

 透光性は光を通します

 見た目は硬く見えますが、涼しげにも見えます。

 

主な焼物:有田焼京焼九谷焼などです。

 

 焼物の裏側にも見どころがあります。

 焼物は絵柄や釉景だけではなく裏側、高台の部分にも見どころがあります

 手にとって見ると内側にもまた、別の景色が見られます。 

 陶磁器の底面には文字や印が描かれています。

 そのサインなどが作者の個性がでますから、それ自体を景色として楽しむ事もできます。

 

 焼物には名称があります。

 名称とはいわば情報になります。

 

焼物の名称

染付:

 素焼きした素地に文様を描いて、上に透明釉を掛けて本焼きにすることです。

 

草加蜂文:

 文様の種類を表していて、見込みの草花と緑の蜂を示します。

 

輪花六角:

 焼物の形を表していています。

 輪花は口縁部に規則的なくぼみを入れて、上から見ると花形に見えるもののことです。

 

小鉢:

 焼物の種類をいいます。

 

祥瑞:

 祥瑞しょうずいとは染付の一種で、幾種もの幾何学文様を細かくかき込んだものです。

 文様の種類を表します。

 

捻文:

 祥瑞文様が捻った枠の中に描き込まれていることです。

 文様の形式を表します。

 

長方:

 焼物の形を表します。

 

向付:

 刺し身やナマスなどを盛り付ける焼物です。

 焼物の種類です。

 技法や文様の説明や、形や焼物の種類などを示すことです。

 焼物のみどころとは、不均整な造形・職人の手による個性ある作品・地域ごとに特徴があるので、どの焼物も同じものはありません。

 

 以上が、焼物の見どころでした。


 まとめ

 焼物を見る時は第一印象が大切ですね。

 焼物を見る手がかりとなるものは絵柄、色味、形ではないでしょうか?

 鑑賞だけではなく、使ってみることも一番の見極めになります。

 使い込むことで色合いや肌合いは趣を増していきます。

 育てるのは、使い手ではないでしょうか?

 

 やきものを見るときの参考になれば嬉しいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。

 次回は、陶芸の上絵付と下絵付です。

アフィリエイト広告を利用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました