こんにちは、けいみるるです。
今回は、出石焼とは何についてです。
白磁の磁器
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出石焼とは、
白磁を中心とした磁器です。
透き通るような白さと、表面に施された細工が特徴です。
出石白磁とも呼ばれています。
*近畿地方
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兵庫県豊岡市出石町で焼かれています。
出石城の城下町でした。
「但馬(たじま)の小京都」ともいわれています。
近畿最古の芝居小屋「永楽館」や歴史的建造物などが残る小さい町です。
出石焼とは何について書いていきます。
出石焼の見るポイントは
*焼成後の素地白色度が高い石です。
*柿谷石・谷山石・飛谷石などが知られています。
*出石焼は国の伝統工芸品に指定されています。
*鉄分が少ないです。
出石焼の歴史は
1784年に伊豆屋弥左衛門が桜尾窯(土焼)開いたことが始まりといわれています。
出石藩より支援を受けて、有田を訪れて陶器の製造法を学びました。
一人の陶工を引き連れ戻って来るが、資金面で苦しくなり珍左衛門は丹波に移ることになりました。
残された陶工は、珍左衛門の意思を受け継ぎ出石町の土焼職人になり、出石磁器を伝承されることとなりました。
経営は、厳しいものでした。
江戸時代後期には、ようやく出石の窯業は活気がでてきました。
出石焼の特徴・魅力は
透き通るような白さと表面に施された細工が特徴です。
焼成後の素地白色度が高い良質の陶石です。
柿谷石・谷山石・飛谷石などが、知られています。
磁器です。
出石焼の土
原料は、陶石です。
陶石をすりつぶして練り固めて磁土を作ります。
鉄分が少なく焼成後の白色度が高い良質なものです。
出石焼の釉薬
透明釉・結晶釉の2種類があります。
釉薬は、素材は天然物です。
長石・陶石・石灰石が原料になります。
つやをだすためのものと、つやを消すためのものの、2種類があります。
透明釉と結晶釉です。
いずれも、作品を傷や汚れから保護するためのものです。
構成鉱物
トスダイト・石英・絹雲母(せりさいと)・カオリナイト、白すぎる白色が出石原石の特徴です。
国の伝統的工芸品に指定されています。
パリ博に出品や、アメリカのセントルルイス万博での金賞受賞など、国際的にも高い評価を受けています。
出石焼の今は
国の伝統工芸に指定されています。
現在では、4軒の窯元が残っています。
伝統を守り続けています。
以上が、出石焼とは何でした。
まとめ
出石焼とは、白磁が特徴の磁器です。
雪より白いといわれる白磁で人気のある出石焼です。
出石焼きは、日常使いに最適な食器として300年以上の伝統があります。
白が際立つ出石焼を見に出かけみたですね。
散策の参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
次回は、理平焼とは何です。
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