コーヒーカップ・ティーカップの作り方・削り方

陶芸の日常(77)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回はコーヒーカップティーカップの作り方についてです。

ティーカップ

コーヒーカップ

 

取っ手をつけるイラスト図

 本体と取っ手を作ります。

コーヒーカップの作り方のポイント

コーヒーカップには取っ手がついています。

成形のときには、本体と取っ手を別につくります。

一緒に作っておくと、削りの時に同じ硬さになっています。

コーヒーカップ・ティーカップの取っ手の作り方を書いていきます。

 

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コーヒーカップの取っ手は

 予備で2個つくておきます。

※カップに合わせながら切っていくと、いつの間にか小さくなってしまったりして、使えなくなりますので、その時には予備が必要になるからです。

 

 コーヒーカップの歴史は

 コーヒーカップといわれるように、コーヒーを飲むためのコップです。

 コーヒーを飲む文化が最初に発展したのは、イスラム圏です。

 初期には取っ手がないものでした。

 なぜ取っ手が付けられたのかは未だに、解明されていません。

 

 17世紀の始めに欧州にコーヒー文化が伝わりました。

 この頃にはまだ磁器を焼く技術はありませんでした。

 18世紀にドイツで名品である「マイセン」が、初めて欧州で焼かれました。

 取っ手がついたのはこの頃です。

 

 コーヒーカップには種類がたくさんあります。

 コーヒーも種類は多数あります。

 自分の好みのコーヒーに自分で作ったコーヒーカップ、これで飲んだら最高ですね。

 コーヒーカップ・ティーカップの作り方

 電動ろくろ

 *成形のやり方は、器の作り方・成形とはを御覧ください。

 水を張った容器(大きめ)・スポンジ・なめし皮・切り糸・弓・作品を乗せる板・粘土・濡らしたタオルです。

 

コーヒーカップ・ティーカップの作り方の手順

①玉取りをします。

②中心に親指で穴をあけます。

③底を決めて横に伸ばします。

 

④そのまま上に引き上げます。

⑤中心に人差し指と中指をいれます。

⑥中心から横に伸ばします。

 

⑦そのまま更に上にあげ伸ばします。

⑧マグカップの半分の大きさですので、150〜200cc位の大きさです。

⑨縁の形はお好みです。

 

⑩上げ下げの時には、粘土が均等になるように気をつけます。

⑪口縁の部分が均等でなくなったときには、弓で切ります。

⑫幅や大きさを決めたら、木コテで中を整えます。

⑬もう片方の手で外側を添えて、広がりを抑えます。

⑭縁の部分をなめし皮で整えます。

⑮内側の底の部分に気をつけて、高台の部分を切り離す所を決めます。

⑯切り糸で切り離します。

⑰人差し指、中指の指先で作品を持ち上げます。

⑱作品を板にのせます。

 

取っ手の作り方 

①次に取っ手の部分を作ります。

②粘土を紐状に伸ばしていきます。

③均等になるように細長くします。

 

④コーヒーカップの取っ手の大きさに、弓で切り離します。

⑤お好みの長さに作ります。

⑥整えたら最後に好みの形の輪っかにします。

 

⑦指が二本入るくらいの長さがいいです。

⑧丸めたまま乾燥させます。

⑨コーヒーカップと同じくらいの固さに乾燥させます。

以上が、コーヒーカップ・ティーカップの成形の完成です。

 

 自然乾燥にします。

 ちょうどいい固さになったら削りをします。

 コーヒーカップ・ティーカップの削り方は

 削り方については、器の削りはどうやるのを御覧ください。

 

*水のいれた容器(小さめ)・スポンジ・濡らしたタオル・削り用の掻きベラ・印・固定用の粘土です。

コーヒーカップ・ティーカップの削り方の手順

①ろくろにのせて中心を合せます。

②中心に合ったら下の部分に固定用の粘土を付けます。

③固定ができたら、削りにはいります。

④器の底を決めて、薄さを考えながら底を平らに削ります。

⑤底が決まったら、腰の部分から縁まで削ります。

 

⑥厚みがある時は薄くなるまで削ります。

⑦そこまで厚くなければ、適量に削ります。 

⑧高台を作ります。

⑨コップにあった幅と高さにします。 

⑩削りが出来たら、次は取っ手をつけます。

 

取っ手の付け方

⑪付けたい部分に、上と下をヘラで削ります。

⑫そこにドベ(ドロドロの粘土)で、取っ手を付けます。

⑬付けたら取れないように、しっかりとした細い棒などで、なで付けていきます。

⑭付けた直後は、取っ手を持たないようにします。

⑮外れてしまいますので完全に乾いてから、取れないかの確認をします。

*取っ手の付け方は、次回でも詳しく書いています。

以上が、コーヒーカップ・ティーカップの削り方でした。


まとめ

 これが成形と削りの基本の作り方です。

 ポイントは、取っ手の部分です。

 しっかり固定しないと焼いた時に、取れてしまいます。

 固定のときには十分に注意が必要ですね。

 

 自分の作ったコーヒーカップ・ティーカップで、癒やしのひとときを楽しんでみてはいかがですか?

 コーヒカップ・ティーカップを作るときの参考になれば嬉しいです。

 

 最後までみていただきありがとうがざいます。

 次回は、コーヒーカップ・ティーカップの取っ手の付け方です。

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