陶芸用の陶印

陶芸の豆知識(30)

こんにちは、けいみるるです。

 今回は、陶芸用の陶印についてです。

 

陶印

陶芸に自分のものだとわかるように、名前を書く代わりに押す印があります。

この印のことを陶印といいます。

値段は、2000円〜15000円位です。

多数あります。

  

 陶芸用の陶印について書いていきます。

陶印とは

 ①陶印

 ②陶芸落款印(とうげいらっかんいん)

の2種類があります。

陶印とは

 ※粘土で作った印鑑のことです。

※自分で作った作品であることの証として、高台内や高台周辺に押すものです。

※もう一つは、素焼きした印に印文を彫刻して、本焼きして釉薬を塗って仕上げます。

陶芸落款印とは

※自分の作品に押す遊印です。

 ※遊印とは、姓名や雅号、商号・屋号と、特定の個人、法人に帰属しない、文字を印文にした印章のことをいいます。

 

・落款印には、色々なデザインがありますが不向きの物もあります。

・葉っぱや花柄のシンプルな物はいいですが、複雑な絵は不向きです。

・印はフルネームや名前のみ、名字のみ、絵でも誰が見てもわかるものがいいですね。

 

 書体の種類も多数あります。

 字にも色々な形があります。

書体は多数あり

楷書(かいしょ)

 ※一文字ずつを離しています。

 ※左右対称の書体です。

 ※偽造や盗難防止にも効果があります。

レイ書体

 ※簡略化した印鑑書体です。

 ※読みやすく実用的です。

丸ご体

 ※角が丸いです。

 ※優しくて柔らかい雰囲気です。

古印体

 ※文字の丸さが特徴です。

 ※日本独自の印鑑です。

 ※実用的です。

テン書体

 ※象形文字から生まれました。

 ※印鑑書体の元祖です。

 ※歴史的に古い書体です。

印相体

 ※篆書体を基本にした印鑑の書体です。

 ※印影が複雑です。

 ※枠も欠けにくいです。

行書体

 ※線が連続していたり省略化されています。

 ※流れるような柔らかいのが特徴です。

ポップ体

 ※ペンで手書きしたような親しみのある書体です。

 ※スーパーなどの小売店で使われています。

 

 陶印は

 陶印は成形後は柔らかすぎてしまうのと、削りをしますので削り後に、押すのがおすすめです。

 削ったあとに堅い場合は、高台に濡れたタオルをまいてしばらく置くと柔らかくなります。

 

 陶印を押す際は、内側から指で押しながら押すのが良いです。

※なぜなら、柔らかくなっていますので、凹んでしまうからです。

 

 骨董や焼物を本物かどうかを、見極めるためにも陶印は重要です。

 歴代の陶芸家の焼物にも、それぞれ陶印が押されています。

 

 陶印が偽物か本物かを見分けるのも、中々難しいですよね。

 本物に似せたものも、多くありますから。

 見極める目が必要になります。

 それぞれの作家の陶印の特徴を掴むことができればいいのですが。

 

 以上が、陶芸用の陶印でした。


 まとめ

 陶印にも、種類が多いので、どんなものにするのかと迷ってしまいますよね。

 私は、下の名前を漢字にしました。

 落款印書体は、篆書体(てんしょたい)にしました。

 

 四角い形の、9ミリ角です。

 今回は買いましたが、いつか陶印を自分で作ってみたいですね。

 

 自分の好きな印を作って、陶芸がまた一段と、楽しくできるのではないでしょうか?

 参考になればうれしいです。

 

 最後まで見ていただきありがとうございます

 次回は、陶芸:印花の使い方です。

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