陶芸用の陶印

陶芸の道具(21)

こんにちは、けいみるるです。

 今回は、陶芸用の陶印についてです。

 陶芸に使う陶印を知っていますか?

 使い方は?

陶印

陶印とは

 焼物で作った印鑑のことです。

 削りが終わった最終段階のときに、高台内や高台周辺に押すのに使います。

 陶芸で作った作品を自作であることを示すためです。

 器の底の部分に自分のものだとわかるよう、名前を書く代わりに押す印のことをいいます。

 この印のことを陶印といいます。

 

値段は、2000円〜15000円位です。

種類は多数あります。

中には、読めないマークのようなものもあります。

 

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 陶芸用の陶印について書いていきます。

陶印とは

陶印

陶芸落款印とうげいらっかいん

の2種類があります。

陶印とは

 ※粘土で作った印鑑のことです。

※自分で作った作品であることの証として、高台内や高台周辺に押すものです。

※もう一つは、素焼きした印に印文を彫刻して、本焼きして釉薬を塗って仕上げます。

陶芸落款印とは

※自分の作品に押す遊印です。

 ※遊印とは、姓名や雅号、商号・屋号と、特定の個人、法人に帰属しない、文字を印文にした印章のことをいいます。

 

・落款印には、色々なデザインがありますが不向きの物もあります。

・葉っぱや花柄のシンプルな物はいいですが、複雑な絵は不向きです。

・印はフルネームや名前のみ、名字のみ、絵でも誰が見てもわかるものがいいですね。

 

 書体の種類も多数あります。

 字にも色々な形があります。

書体は多数あり

①楷書(かいしょ)

 ※一文字ずつを離しています。

 ※左右対称の書体です。

 ※偽造や盗難防止にも効果があります。

②レイ書体

 ※簡略化した印鑑書体です。

 ※読みやすく実用的です。

③丸ご体

 ※角が丸いです。

 ※優しくて柔らかい雰囲気です。

④古印体

 ※文字の丸さが特徴です。

 ※日本独自の印鑑です。

 ※実用的です。

⑤テン書体

 ※象形文字から生まれました。

 ※印鑑書体の元祖です。

 ※歴史的に古い書体です。

⑥印相体

 ※篆書体を基本にした印鑑の書体です。

 ※印影が複雑です。

 ※枠も欠けにくいです。

⑦行書体

 ※線が連続していたり省略化されています。

 ※流れるような柔らかいのが特徴です。

⑧ポップ体

 ※ペンで手書きしたような親しみのある書体です。

 ※スーパーなどの小売店で使われています。

 

 陶印は

 陶印は成形後は柔らかすぎてしまうのと、削りをしますので削り後に、押すのがおすすめです。

 削ったあとに堅い場合は、高台に濡れたタオルをまいてしばらく置くと柔らかくなります。

 

 陶印を押す際は、内側から指で押しながら押すのが良いです。

※なぜなら、柔らかくなっていますので、凹んでしまうからです。

 

 骨董や焼物を本物かどうかを、見極めるためにも陶印は重要です。

 歴代の陶芸家の焼物にも、それぞれ陶印が押されています。

 

 陶印が偽物か本物かを見分けるのも、中々難しいですよね。

 本物に似せたものも、多くありますから。

 見極める目が必要になります。

 それぞれの作家の陶印の特徴を掴むことができればいいのですが。

 

 以上が、陶芸用の陶印でした。


 まとめ

 陶印にも、種類が多いので、どんなものにするのかと迷ってしまいますよね。

 私は、下の名前を漢字にしました。

 落款印書体は、篆書体(てんしょたい)にしました。

 

 四角い形の、9ミリ角です。

 今回は買いましたが、いつか陶印を自分で作ってみたいですね。

 

 自分の好きな印を作って、陶芸がまた一段と、楽しくできるのではないでしょうか?

 参考になればうれしいです。

 

 最後まで見ていただきありがとうございます

 次回は、陶芸:印花の使い方です。

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