急須の削り方

陶芸の日常(77)

こんにちは、けいみるるです。

 今回は、急須の削り方についてです。

急須の削り

バラバラだったパーツを取り付けました。

実際作ってみると、難しかったです。

急須の組み立ては

バラバラなパーツを組み立てていくので手間暇がかかります。

削りと取り付けるのとで、時間がかかりました。

注ぎ口と取っ手の部分です。

蓋は、微妙に合わないので、素焼きにしてからヤスリでこすりながら、あわせられたらなと思います。

 

本体と合わせるのに2週分かかっています。

ひたすら削っては合わせてみるを繰り返しました。

急須を作って見て思うのは、他の器と違い時間がかかるとこです。

急須の削り方について詳しく書いていきます。 

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急須のそれぞれのポイント

・蓋物は合わせる部分をしっかり作ります。

・蓋の方が本体より少し口の径が小さくなります。

・削りながら蓋と本体を微調整していきます。

・乾燥時と本焼きの時には、蓋をかぶせておかないとゆがんで蓋が合わなくなります。

・注ぎ口と持ち手の角度はだいたい85度から90度くらいが注ぎやすいといわれています。

急須の削り方

 削り方については、器の削りはどうやるのを御覧ください。

本体の削り

①全体的に削ります。

②高台を作ります。

③底の部分は安定感を重視するのであれば、高台は作らずに碁笥底高台にします。

蓋の削り方

①蓋を削る時は、シッタに蓋の上を下にして固定します。

②中心に指をのせる浅い穴をあけます。

③外側をぐるりと平らに削り取ります。

④本体の口径にはまるように、蓋の合わせ部分を削りだします。

  

茶こしの作り方

①注ぎ口の部分を切り取ります。

②別で作った茶こしが本体と合うか、はめてみます。

③切り取った口の部分にドベを塗ります。

 

④茶こしをはめ付けて、はみ出している粘土は切り取ります。

⑤茶こしに小さい穴を開けていきます。

穴の数は多いほどお茶の出がよくなります。

注ぎ口の付け方

①本体と茶こしの部分に、注ぎ口を合わせていきます。

②注ぎ口をつける部分に、ドベをつけていきます。

③そこに注ぎ口を付けて、合わせ目の所をよくなじませます。

④はみ出したドベは拭き取ります。

 

取っ手の付け方

①持ちての部分を決めます。

②持ちやすい角度に本体につけていきます。

③付けたところは外れないようにします。

 全て削ることができれば、それぞれを本体に付けていきます。

 ドベを付ける部分と本体に塗って、それぞれのパーツが外れないようにしっかり押し付けます。

 

 完成したら、乾燥して素焼きにしていきます。

 

 以上が、急須の削り方でした。


まとめ

 取っ手は、持ちやすい角度がポイントです。

 急須は、尻漏れすすぎやすいのが重要です。

 取っ手を付ける位置は、口の部分と同じ高さです。

 角度は、生活様式によって違いがあります。

 の生活なら深い角度がいいのと、テーブルで使うなら浅い角度がいいです。

 急須は実際作ってみて一番難しいと思いました。

 出来上がった時には、達成感がありました。

 難しいものでも挑戦していきたいですね。

最後まで見ていただきありがとうございます。

次回は、急須の釉薬の掛け方です。

 

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山年園

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