こんにちは、けいみるるです。
今回は萬古焼とは何についてです。
例)萬古焼の土鍋・急須
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萬古焼とは、
耐熱性と多様性があります。
陶器と磁器の中間的な性質を持つ半磁器に分類されています。
土鍋が数多く生産されています。
*近畿地方
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三重県四日市市です。
北部に位置する市です。
三重県の中で一番人口の多い街です。
産業と自然豊かな所が特徴です。
萬古焼とは何について書いていきます。
萬古焼(ばんこやき)の見るポイントは
萬古焼の代表作の器は土鍋と急須です。
陶器と磁器の中間的な性質を持つ半磁器に分類されます。
直火にかけても空焚きしても十分に耐え得るものであり、その耐熱性を活かした土鍋などの調理器具が数多く生産されています。
三重県四日市市は、日本有数の産業都市であります。
コンビナート地区の工場夜景は全国的にも有名です。
海と山の両方の自然があります。
萬古焼の歴史は
300年以上の歴史があります。
始まりは江戸時代中期といわれています。
桑名の豪商・茶人であった沼波弄山(ぬなみ ろうざん)が始めたものです。
南蛮更紗(なんばんさらさ)文様をあしらった赤絵に優品が多くあり、弄山がいつの世までも残るようにとの願いを込めて、萬古不昜の銘印を使ったことから、萬古焼と名がつけられたといわれます。
弄山の死後、一時途絶えましたが、その約30年後の江戸時代後期になり、古物商であった森有節・千秋兄弟によって再興されました。
時代とともに、古萬古・有節萬古・明治萬古などと呼ばれていました。
四日市市萬古焼と呼ばれ四日市に定着したのが、明治時代に入ってからになります。
萬古焼の特徴・魅力は
頑丈さと耐久性が魅力です。
陶器よりも強度が増して、大きな成形に適していて、下絵付けの発色がいいのが特徴です。
紫泥の急須も土鍋に並び萬古焼を代表するひとつです。
陶器と磁器の中間的な性質を持つ半磁器に分類されています。
鉄分を多く含まれる、地元の赤土を使われています。
釉薬は使わずに焼き締めた紫泥(しでい)急須は、萬古焼の特徴です。
国内で一般的に販売されている土鍋の8割は萬古焼といわれています。
萬古焼の粘土
・原料は垂坂山を中心とした阿倉川、羽津地区の白土をつかっていましたが、明治のころには枯渇してしまいました。
・その後美濃地方の温故焼との協同により鉄分を含む赤土が開発されました。
・それが現代にも使われています。
萬古焼の釉薬
釉薬は使っていません。
素材そのものの色を活かしています。
萬古焼には、ペタライトという原材料で、陶器に入れると耐熱性が飛躍的に向上します。
土鍋を作る上では不可欠な素材であります。
今このペタライトが入手困難の危機を迎えています。
それは電気自動車にあるようです。
ペタライトに含まれるリチウムが電気自動車のバッテリーを作る上で必要となったためです。
1979年に伝統工芸品に指定されました。
萬古焼の現在は
毎年5月には四日市ばんこ焼・陶器まつりが開催されます。
四日市ドームで、色々なイベントが行われています。
地元の窯元や商社、作家のブースが立ち並び、大特化の掘り出し物などのセールがあります。
土鍋を使っている窯元は数社のみです。
以上が、萬古焼とは何でした。
まとめ
萬古焼は、300年以上の歴史のある焼物です。
陶器と磁器の中間的な性質を持つ半磁器に分類されています。
釉薬を使わずに焼きます。
直火にかけたり空焚きしたりしても十分に耐えることができます。
耐熱性が高いです。
急須も萬古焼では有名です。
土鍋などの調理器具などが多く生産されています。
寒い冬には、土鍋を使って鍋料理なんていいですよね。
萬古焼の土鍋は冷めにくいので、最後まで温かいままで食べられます。
散策の参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
次回は、志戸呂焼とは何です。
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