一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削り方

陶芸の日常(89)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削り方についてです。

 

 成形の次の工程、削りです。

 一輪挿し・ラッパ型の花瓶を削って形を整えていきます。

 一輪挿し・首の長いもの、首のないもの・ラッパ型の削り

 削りが終わった、3点の花瓶です。

ラッパ型の高台

これは、ラッパ型の高台ですが、首無し、ありでも同じ形に削りました。

 3点とも、高台はないです。

高台がない方が、安定するからです。

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一輪挿し・ラッパ型花瓶の削り方について書いていきます。

一輪挿しの花瓶の削り方は、

電動ろくろ

 電動ろくろでの削り方については、器の削りはどうやるのをご覧ください。

 ろくろに直接つけることができませんので、シッタを使います。

 シッタについては、陶芸・シッタの使い方をご覧ください。

 

 シッタを使った削り

首のない一輪挿し花瓶

 削り前

一輪挿しの首のない方の削り方の手順

①首のない花瓶を裏にしてシッタにのせます。

②中心に合わせます。

③中心が合わせられたら、軽く上から叩いてシッタに付けます。

 

④まずは、底の部分を平らに削ります。

⑤次に、持ったときに重みがあったので、少し削りました。

⑥ある程度、削れたら底の部分をさらに削ります。

 

⑦高台がないので、内側を浅く削ります。

⑧外側は、角の部分を削りました。

これで削りは終わりです。

首の長い一輪挿しの花瓶

一輪挿しの首の長い方の削りの手順

①裏にして、シッタに置きます。

②こちらも、持ったら重みがあるので、全体を少し削りました。

③ある程度削れたら、底の部分を削ります。

 

④内側を浅く削りました。

⑤角の部分も少し削りました。

これで、削りは終わりです。

 ラッパ型の花瓶

ラッパ型の花瓶の削り方手順

①こちらは、シッタは使わず、ろくろに直に付けています。

②中心をだしてから、固定します。

③こちらも、重みがありますので、全体的に少し削りました。

 

④次に底の部分を削ります。

⑤内側を浅く削りました。

⑥角の部分も少し削りました。

これで、削りは終わりです。

 削り後

 最後に、削ったところを、スポンジで全体を拭いて整えてから、陶印を底の中心に押しました。

 

 花瓶は、あまり軽くなくてもいいです。

 あまり軽すぎると、倒れてしまうからです。

 重さはお好みです。

 

 削りが終わったので、乾燥させて素焼きにします。

 

以上が、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削り方でした。

まとめ

 今回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削り方でした。

 口の細いものは、ろくろに直接付けられないので、シッタを使いました。

 素焼きされたシッタはすぐに乾燥していしまうので、なるべく早く削りを終わらせないとです。

 乾燥してしまうと、外れてしまって、削りづらいからです。

 

 ラッパ型は、ろくろに直接付けられます。

 そこまで、早く削らなくてもいいので楽です。

 器によって、シッタも使い分けるといいですよ。

 一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削るときの参考になれば嬉しいです。

 

最後まで見ていただきありがとうございます。

次回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の絵付け・釉薬掛けはです。

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