陶芸の作業台とその他の道具とは

陶芸の豆知識(30)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、陶芸の作業台とその他の道具についてです。

   

 粘土を練ったり、手ろくろでの成形・削り、絵付や釉薬掛けなど、作業台は必要な道具のひとつになります。

 道具の一つ一つには、大切な道具になります。

 

 陶芸の作業台とその他の道具を詳しく書いていきます。

木の板の作業台とは

 成形前には粘土を練ります。

 その時に使う専用の作業台が必要になります。

 素材としては、何も塗られていない木の板が最適です。

 

 粘土を練るためには、多少の吸水性が必要です。

 松の板材は土離れがよくて、練り台として使いやすといわれます。

 作業台がガタついていたり変形していない丈夫な構造が望ましいです。

 

 粘土を練るときに、体重をかけるのでしっかりした台が必要です。

 天板の暑さ・脚の強度・剛性を確保していることです。

 粘土を練るなら高さは60〜64cm・作業だけなら65〜70cmが適切です。

 

金属片は

 成形の時に、粘土に金属が混ざらないようにしましょう。

 金属は作品の中でシミになって発色してしまいます。

 あえて、そうすることもあるようです。

亀板は 

 大きな物を成形する時には、ロクロの上に板を置きますがこの板には呼び名があります。

 それは八角形の形をしていることと、亀の甲羅に似ていることで亀板とよばれます。

 亀板については、陶芸・亀板とはを御覧ください。

土練機は

 ろくろ成形で出た削りカスや、原土・粉末を好みの硬さに、短時間で再生できる真空式粘土再生機です。

 陶芸には欠かせない道具にひとつです。

 種類は真空式と常圧式の2種類があります。

 土練機については、陶芸・土練機とはを御覧ください。

 

鶉手は

 色の違う土を練り合わせて、それをスライスしてみると色んな文様になります。

 これを練り込みといいます。

 練り込みの一つが鶉手うずらてといわれていて、鶉の羽の文様に似ていることが名前の由来です。

蚊帳布は

 陶芸作品の多くつかわれています布目があります。

 それは、目の粗い蚊よけの蚊帳布が使われています。

アルコール・油・水は

 成形途中で粘土が固くなった時には水に付けたり、水を含ませたタオルを巻いたりします。

 アルコール・油・塩水は使えません。

 

 アルコールは揮発性が高くてすぐに乾きます。

 油は乾きが遅くなり、作業後の後始末が大変です。

 塩水は泡を吹いたりしてしまいます。

 固くなった粘土は水が1番です。

乾燥時に使う発泡スチロールは

 1番は、発泡スチロールの箱にいれて、堅く絞った布を上からそっと被せておきます。

 下にも濡らしたタオルを引いておくと乾燥が遅くなります。

 カビが生えるので注意が必要です。

 

 作った作品を乾燥するときの注意点があります。

  

 ①ゆっくりと乾かしていきます。

 ②まんべんなく乾かします。

 ③不要な箇所を曲げないようにします。

 

 強い直射日光は、向いてはいません。

 乾きすぎると、ヒビがはいります。

 蓋をしておくと、均一に乾きます。

 

 乾燥は日陰で自然乾燥が基本です。

 自然乾燥で底切れすることが多いのですが、これは成形の時に締めが甘かった時におきます。

 

 素焼きのときには、作品の持ち方に気をつけましょう。

 マグコップの取っ手を持ったり、お皿の端をつまんだりすると割れてしまいます。

 窯入れ窯出しの際は細心の注意が必要です。

 

 以上が、陶芸の作業台とその他の道具とはでした。


まとめ

 焼物は繊細なものだと思います。

 一つ一つの作業には、意味がありますね。

 

 焼物は成形がら完成までには、一ヶ月位かかります。

 すぐにはできません。

 成形から素焼きまでが、1番長いかもしれません。

 乾燥は大切な工程です。

 時間がかかりますが、完成した作品を見ると苦労した分喜びもあると思います。

 参考になれば嬉しいです。

 

 最後まで見ていただきありがとうございます。

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