こんにちは、けいみるるです。
今回は、砥部焼とは何かについてです。
砥部焼の丼
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砥部焼とは、
愛知県伊予郡砥部町に作られていた磁器です。
食器・花器類が多く作られています。
実用性とデザインを重視し、頑丈で重量感がありヒビや欠けが入りにくいのが特徴です。
白地に藍色が目を引きますね。
*四国地方
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愛媛県砥部市です。
愛媛県砥部市は、中央に位置しています。
古き良き時代を感じる遺跡群・伝統文化・工芸など・現在・過去・未来と受け続けている「アートの里」となっています。
山に囲まれた傾斜地の町です。
砥部焼とは何かについて書いていきます。
砥部焼(とべやき)の見るポイントは
やや厚手でぼってりとしたフィルムと、白磁に藍色の染付が施されている所です。
他の磁器に比べるとひびや欠けが入りにくく丈夫です。
手作りや手書きの伝統を守っている所も砥部焼の特徴です。
砥部焼の歴史は
安永4年(1775)に砥部焼は生まれました。
大洲藩主・加藤泰侯(やすとき)の命令によって磁器の開発か進められました。
安永6年(1777)に砥部焼の特産である伊予砥の砥石くずを原料とします白磁の焼成に成功します。
江戸時代後期の文政元年(1818)に良質の川登石を発見します。
これにより素地は白くなり呉須による染付磁器が代表的な製品となります。
明治以降は有田焼の技法を取り入れた華やかな色絵も作られています。
砥部焼は四国一の焼物として知られている街です。
磁器原料に恵まれる中央構造線に位置しています。
砥部焼の特徴は
砥部焼の特徴は、光を通すほどに際立った白く美しい磁肌です。
温かみのある白い素地に染付が施されたものは文様がデザイン化されています。
厚手で素地が堅いので気軽に使える良さがあります。
白磁は真白でもなくて黄ばんでもいない、独特の落ち着いた温かみがあります。
土は、地元の川登石を磁器として使われています。
実用性とデザイン性を兼ね備えているうえに丈夫で重量感があります。
ひびや欠けなどが入りにくく割れにくいのも特徴の1つです。
作品の多くは手作りであり、大量生産とは一線を引いています。
白磁・染付・青磁・天目の4種類が国の伝統工芸品に指定されています。
砥部焼は多くの愛好家から評価されています。
ぼってりとした厚みのある独特の形は耐久性があって日常使いに向いています。
砥部焼の粘土
原料は、上尾峠産(うえびとうげ)の粗面岩質安山岩(そめんがんしつあんざんがん)の陶石化したものです。
地元の陶石を砕いて水に溶かし泥水にします。
その中から粘土と不要なものを分けています。
砥部焼の釉薬
透明釉(染付)・青白磁釉を使っています。
洋食器にあう青みを抑えた透明釉を加えた3種類の釉薬です。
熱に強いために電子レンジでも加熱が可能です。
食器洗浄機も使えます。
四国発祥で全国的にも有名な讃岐うどんの器としてもよく使われています。
台湾ともつながりがあります。
絵付け技術の伝播や台湾の陶芸文化の近代化です。
日本の技術が台湾に大きく影響しています。
丈夫で割れにくく、普段使いにちょうどいい磁器を使っていることが評価されました。
2007年には、無形文化財に指定されました。
砥部焼の今は
砥部焼祭りが毎年秋に開催されています。
砥部焼の窯元の作品10万点が一堂に集まります。
10万人の人が訪れています。
砥部焼という焼物とは、日常に使いやすく手作りの伝統を受け継ぎながら、現代にも合うモダンな器がたくさん生まれています。
以上が、砥部焼とは何でした。
まとめ
砥部焼はや厚手でぼってりとしていて、白磁に藍色の染付が施されているところが特徴です。
手作りで手書きといった伝統を守っている所も特徴の一つです。
他の磁器と比べるとヒビや欠けが入りにくく丈夫です。
原料が石ということで粒子が細かく硬く割れにくいです。
国の伝統工芸品で、白磁・染付・天目・青磁の4種類が指定されています。
いつか、訪れていみたいですね。
散策の参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
次回は、会津本郷焼とは何かです。
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