珠洲焼とは何か

焼物の歴史(90)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は珠洲焼とは何かについてです。

 黒い釉薬の焼物です。

 落ち着いた色合が美しいですね。 

珠洲焼とは

 無釉高温で焼き上げるため、灰が自然釉の役割を果たすことが多く、幽玄ともいえる灰黒色の落ち着きのある色合いを醸し出しています。

 鉄分の多い珠洲の土を使って成形して、1200度以上の高温で焼く還元焔燻べ焼(かんけんえんくすべやき)という技法で作られています。

 

*北陸地方

石川県能登半島です。

 北陸地方の中央付近から、日本海へ北に向けて吹き出した半島になります。

 日本海側海岸線でもっとも突出面積が大きい半島です。

 2024年1月1日には、地震が発生しました。

 珠洲焼とは何かについて書いていきます。

 珠洲焼(すずやき)の見るポイントは

 須恵器の系統を受け継いで粘土紐を巻き上げて、叩きしめて成形を行い還元炎燻べ焼で、焼き上げのが特徴です。

 鉄分が多く含む珠洲の土を使って成形して、1200℃以上の高温で焼きます。

 無釉高温のために、灰が自然釉の役割を果たすことが多いです。

 灰黒色の落ち着いた美しさをかもし出しています。

 同地域で採掘された陶土を使っています。

 

 石川県能登半島で作られていました。

 

珠洲焼の歴史

12世紀後半から15世紀末にかけて珠洲郡で生産された、中世日本を代表する焼物の一つです。

珠洲焼は古墳時代中期から伝わった、須恵器の流れを汲んでいるといわれています。

14世紀には日本列島の4分の1に広がるほど隆盛を極めましたが、戦国時代にこつ然と姿を消しました。

幻の古陶とよばれていた珠洲焼です。

約500年も途絶えていたために、存在すら忘れ去られていました。

珠洲焼の特徴・魅力

 須恵器の系統を継いで、粘土紐を巻き上げて叩き占めて成形をして、穴窯を使い1200度の高温で、還元炎燻(かんげんほのおいぶし)べ焼で焼き上げます。 

 鉄分が多い珠洲焼を使っています。

 

 無釉高温のために灰が自然釉の役割を果たしています。

 幽玄ともいえるの落ち着いた美しさをした姿を醸し出しています。

 当時では、かめ・壺・すり鉢など日用雑器が多く焼かれていました。

 

珠洲焼の土

鉄分を多く含んた珠洲の土を使っています。

珪藻土質けいそうどの土です。

珠洲焼の釉薬

釉薬は使っていません。

焼成中に降り掛かった灰が溶けて自然釉で焼かれています。

 珠洲焼の現在

 2023年5月に発生した大地震からの影響を受けながらも、珠洲焼の作家たちは再会に向けて、日々活動されています。

 現在でもインテリアとして根強い人気を集めています。

 

 珠洲焼の活用を提案するイベント、珠洲焼✕食・酒・文化が開催されました。

 今年で10回目を迎えるお祭りだそうです。

 地震の影響により、生産環境は今もなお厳しい状態が続いています。

 

 以上が、珠洲焼とは何でした。


 まとめ

 珠洲焼は須恵器の系統を継いで、粘土紐を巻き上げて叩き締めて成形を行います。

 還元炎燻べ焼きで焼き上げています。

 無釉高温のために灰が、自然釉の役割を果たすことが多く灰黒色がでます。

 

 鉄分が多く含んだ粘土です。

 水の浄化機能をしてくれるので水の状態も良く、お花が長持ちするつため長く楽しめます。

 釉薬を使わないので、凸凹しているのが特徴のひとつです。

 

 珠洲焼のやきものを見に散策におとずれてみたいですね。

 散策の参考になればうれしいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます

 次回は、伊賀焼とは何かです。

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