一輪挿し・ラッパ型の花瓶の作り方

陶芸の日常(87)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の作り方についてです。

 

 前回では、筒型と壺型の花瓶を作っていますので、今回は、一輪挿しとラッパ型の花瓶を作ります。

 首の長いもの、首のないものと、ラッパのように口が広いものです。

 成形の仕方については、器の作り方・成形とはを御覧ください。

 

一輪挿し・ラッパの花瓶の作り方について書いていきます。

 成形

電動ろくろ

 電動ろくろの使い方については、電動ろくろの使い方を御覧ください。

一輪挿し

細長い首

真上から

一輪挿しの作り方(首が長い方)

一輪挿し

①作りたい大きさに玉取りをします。

②中心にを開けます。

③広げてそのまま上に引き上げていきます。

④湯呑みのように上に引き上げていきます。

⑤自分の作りたい高さに引き上げます。

⑥好みの高さになったら、腰の部分を膨らませていきます。

⑦手が届かないので、柄コテを使います。

⑧底の部分からろくろの速さに合わせて横に広げます。

⑨首の部分から、口元にゆっくりと引き上げていきます。

⑩首の部分から口元が広がっているので、両手で包み込みながら内側に戻していきます。

⑪まっすぐに整えます。

⑫柄コテが中に入るようなら、腰の部分をさらに整えます。

⑬納得のいく形になったら、首から口元を細くしていきます。

⑭手が入らないくらいに細くできたら、口元をなめし皮で整えます。

⑮底の部分を決めてから、切り糸で切り、板に乗せれば成形は終わりです。

 

首なし

真上から

一輪挿し(首無しの方)

一輪挿し

①好みの大きさに玉取りをします。

②中心に穴を開けていきます。

③そのまま横に広げて、上に引き上げていきます。

 

④湯呑みのように引き上げます。

⑤好みの大きさまで筒状に引き上げてきたら、柄コテを使って腰の部分を膨らませす。

⑥上記のように腰の部分を膨らませたら、口元を細くしていきます。

⑦手が入らないくらいに細くなってきたら、口元をなめし皮で整えます。

⑧底の高台部分を決めて、切り糸で切って、板にのせてたら成形は終わりです。

ラッパ型

真上から

ラッパ型の作り方

ラッパ型

①好みの大きさに玉取りをします。

②中心から穴を開けていきます。

③湯呑みのように上に引き上げていきます。

④筒状に好みの高さまで引き上げます。

⑤手が届かなくなったら、柄コテを使って上に引き上げます。

⑥好みの高さまで引き上げてきたら、口元を広げていきます。

⑦楽器のラッパの形にします。

⑧形ができてら、口元をなめし皮で整えます。

⑨底の部分を決めて、切り糸で切ります。

 

⑩、板に移したら。成形は終わりです。

 削られるくらいまで乾燥させます。

 

 一輪挿しの花瓶は、首から口元を細めにするのがポイントです。

 細くするのが、難しいところです。

 

 ラッパ型の花瓶は、口元を開くのがポイントです。

 広げるのは、そんなに難しくはありません。

 

 次は削りの作業になります。

以上が、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の作り方でした。

まとめ

 今回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の作り方を書きました。

 一輪挿しは、首から口元を手が入らないくらいに細くするのが難しいところです。

 ラッパ型は、筒状に引き上げて、口元を広げるのでそれほど難しくはありません。

 どちらも、挑戦してみたい方の参考になれば嬉しいです。

 

最後まで見ていただきありがとうございます。

次回は、一輪挿し・ラッパ型の花瓶の削り方です。

アフィリエイト広告を利用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました