越中瀬戸焼とは何

焼物の歴史(90)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、越中瀬戸焼とは何についてです。

 越中瀬戸焼

 越中瀬戸焼とは、富山県立山町瀬戸地区で焼かれている伝統工芸品です。

 約430年以上の歴史がある焼物です。

 昔ながらの制作方法を守っています。

 丈夫で長く使えます。

 *北陸地方

 北陸地方は、新潟県・石川県・福井県とともに、中部地方の日本海沿いの地方です。

 立川町は山岳地帯には多くの観光資源はありますが、平坦地には目立った観光地はないところです。

 

越中瀬戸焼とは何について書いていきます。

越中瀬戸焼の見るポイントは

 シンプルで飾らないデザインの器が多いです。

 丈夫で長持ちし、機能性が重視されて作られています。

 多彩で大胆な施釉が見どころです。

 

越中瀬戸焼の歴史は

 1590年後半に、加賀藩主・前田利長尾張国瀬戸(おわりこく)の陶工を招いて開窯をさせたのが始まりです。

 藩の御用窯となり越中一の産地となりました。

 

 江戸時代に入ると、加賀藩の保護の下に、瀬戸村では20基以上の登り窯が築かれました。

 全戸が小型の窯を持っていて、半農半陶で約300年間以上窯で焼き続けていました。

 

 明治時代以降になると、全国的な磁気製品の生産と流通が盛んとなるかで、屋根瓦製造ひと事業転換が始まりました。

 陶器の生産が減少してしまいました。

 

昭和にはいると、地元有志によって瀬戸焼保存会が設立されました。

陶器生産が復活して、いまでも伝統を守りながら作り続けています。

 

約430年以上の歴史があります。

越中瀬戸焼の特徴は

 瀬戸焼の影響を受けつつも、越中地方の自然環境や文化に適応した、独自スタイルが確率し発展していきました。

 純朴の中にも繊細さが兼ね備えた、シンプルで力強さを感じる焼物です。

 

越中瀬戸焼の土

地元で採れる粘土を使っています。

 赤茶・黄・青・白と、多種多様な粘土層が見られます。

越中瀬戸焼の釉薬

地元で採れる釉薬を使っています。

植物灰などを原料とする釉薬です。

電気窯やガス窯だけではなく、昔ながらの登り窯・穴窯など伝統的な薪窯を使って焼き続けているのも、越中瀬戸焼の特徴です。

越中瀬戸焼の今は

 伝統は今でも、守り続けています。

 最盛期は120軒の窯元がありましたが、現在は、数件のみとなっていて、7名ほどの陶芸家が作陶しています。

 陶農館というところで、現在の窯元の作品の展示販売や、陶芸体験ができます。

 

 以上が、越中瀬戸焼とは何でした。


 まとめ

 越中瀬戸焼とは、富山県立山町で焼かれている、約430年以上の歴史の深い焼物です。

 地元で採れた粘土を使って制作されています。

 丈夫で長く使えて、素朴でシンプルな焼物です。

 

 越中瀬戸焼を実際に手にとってみてみたいですね。

 散策の参考になれば嬉しいです。

 最後までみていただきありがとうございます。

 次回は、玉水焼とは何についてです。

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