赤膚焼とは何

焼物の歴史(90)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、赤膚焼とは何についてです。

 赤膚焼の焼物

 赤膚焼あかはだやきとは

赤みのある乳白色の柔らかな素地と奈良文様が特色です。

茶道具の他に、花器・置物など多彩な作品があります。

 絵柄がかわいいですね。

 

*近畿地方

奈良県奈良市大和郡山市です。

 金魚の名産地として全国に知られています。

「全国金魚すくい選手権大会」が毎年開催されています。

 

 赤膚焼とは何について詳しく書いていきます。

赤膚焼(あかはだやき)の見るポイントは

 赤膚釉を主体にした不透明な白色を呈して、茶人好みの渋く深みのある上品さを持つ陶器です。

 茶道具の他、花器・置物など多彩な作品も生み出されています。

 赤みがかった乳白色の柔らかい風合いがあります。

 御伽草子おとぎそうしなどを題材とした奈良文様が特徴です。

 奈良県奈良市大和郡山市にあります。

 

 赤膚焼の歴史は

 1583年に豊臣秀吉の弟で、大和郡山城主の秀長が、愛知県常滑市の陶工を招いて、赤膚焼で茶器を焼かせたのが始まりといわれています。

 遠州七窯の一つになります。

 赤膚焼の知名度を上げたのが、奥田木白などです。

 その他に、奈良県の伝統工芸に指定された、古瀬堯三・尾西楽斎・大塩正人・大塩昭山・大塩玉泉小川二楽の6つの窯元です。

 名前の由来は、五条山の別名、赤膚山からきているとか、赤色に焼ける土色から来ているともいわれているようです。

 はっきりとしたいわれは諸説あり、あまりわかっていません。

 

 赤膚焼の特徴・魅力は

 赤みのある乳白色の柔らかい素地と、奈良文様が特徴です。

 奈良市の五条山一帯はもともとの土の層が薄くて、採取する場所によって土色が変わるといいます。

 

 赤膚釉を主体にした不透明な白色を呈して、茶人好みの渋く深みがあります。

 茶器・花器・置物などさまざまな作品が作られています。

 土は鉄分が多く地肌が赤みを帯びています。

 

赤膚焼の土

赤膚山から土が採れます。

採取する場所によって、土色が変わります。

赤膚焼の釉薬

赤膚釉が使われています。

釉薬がかかっていないところだけが赤く染まります。

茶人好みの渋みがあり深い味わいのある上品な焼物です。

 赤膚焼の今は

 現在は奈良市大和郡山市に、7軒の窯元が残っています。

 赤膚焼での絵付けでは、赤い線の2本線の中に人や鹿などが描かれた奈良絵が有名です。

 伝統的な良さを活かして、新しい技法を生み出しています。

 

以上が、赤膚焼とは何でした。


 まとめ

 奈良の陶器といえば、赤膚焼といわれています。

 1583年に豊臣秀吉の弟で大和郡山城主の秀長が、愛知県常滑市の陶工を招いて赤膚山で茶器を焼かせたのが、始まりと言われています。

 鉄分を含んだ赤味を帯びた土に、乳白色のやわらかな釉肌を持っているのが特徴の一つとなります。

 

 奈良には修学旅行以来訪れたことがありませんが、いつか訪れて赤膚焼の焼物に触れてみたいですね。

 散策の参考になれば嬉しいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。

 次回は、新庄東山焼とは何です。

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