切込焼とは何

日本の焼物を巡る旅(99)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、切込焼とは何です。

 

 切込焼という焼物を知っていますか?

 どこの地方で焼かれていた焼物でしょうか?

切込焼の作品 

切込焼きりごめやきとは、

 宮城県加美町の切込地区を中心に、作られていた焼物です。

 白い地に藍色で模様を描いた染付磁器が特徴です。

 三彩釉・瑠璃釉のものもあります。

 染付の徳利が有名です。

 東北地方

 宮城県加美町切込地区です。

 地図では、④のところです。

「加美富士」の愛称で親しまれている薬莱山があります。

 その周辺では、自然とレジャースポットとなっています。

 「やくらいガーデン」という庭園があります。

 ウォータースライダーを楽しむことができる「やくらいウォーターパーク」もあります。

「やくらい温泉」という温泉などがあり、見どころがたくさんあるところです。

切込焼とは何について書いていきます。

切込焼の歴史・特徴・魅力は

切込焼の歴史

 1848年〜1860年の、江戸時代後期〜明治時代が全盛期だったといわれています。

 詳しい草創期は不明です。

 仙台藩の御用窯で栄えています。

 

 高級品から日用品まで多岐に渡って作品が作られていました。

 1877年〜1887年の明治維新後に、一度廃窯しました。

 1920年に、再興が試みられましたが、失敗しています。

 

 1990年に、宮崎町の町おこしとして、復興されました。

 現在も受け継がれています。

切込焼の特徴は

 白い生地に藍色の染付が主流でした。

 伊万里焼の技術も、取り入られています。

 トルコブルー・紫が使われていた二彩・三彩といわれている華やかな技法も使われています。

 染付磁器です。

 

切込焼の魅力は

 見た感じが、温かみのある素朴な形と、謎の多い歴史があることです。

 全体的に絵付けが簡素で、わびさびの精神が感じる作品が多く見られます。

 宮城県知事指定の、伝統的工芸品に指定されています。

 

切込焼の本物と偽物の見分け方

本物

 長い年月が立っていますので、控えめな光沢・歴史を感じさせるくすみ感・ムラなどがあります。

 粘土の質・厚みなどずっしりとした重みを感じます。

 高台に特徴があります。

 

偽物

 新品のような不自然な光沢があります。

 軽すぎることや、材質の質が悪いものです。

 落款がないもの、偽装された落款です。

 

切込焼の今は

 宮城県加美町で今も伝統的な「染付」が作られています。

切込焼記念館(ふるさと陶芸館)

 料金:300円・65歳以上は200円

 切込焼の作品が見られます。

 陶芸体験もできます。

 

以上が、切込焼とは何でした。

まとめ

 切込焼とは、宮城県加美町で作られている焼物です。

 白い生地に藍色の染付文様が特徴です。

 伊万里焼の技術を取り入れていています。

 

 白磁・瑠璃・砂鉄・三彩釉などが使われています。

 今でも伝統を守り続けているのがいいですね。

 

 素朴で温かみがあり、見ていて癒やされますね。

 実物を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

 切込焼鑑賞の参考になればうれしいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。

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