龍門司焼とは何

日本の焼物を巡る旅(99)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、龍門司焼とは何です。

 

 龍門司焼という焼物を知っていますか?

 どこの地方の焼物でしょうか?

 龍門司焼の作品

龍門司焼りゅうもんじやきとは、

 鹿児島の伝統工芸です。

 約300年以上の歴史のある焼物です。

 渋い飴釉・深みのある黒と青の黒釉青流し・鮮やかな色調の三彩釉・見た目と触り心地の珍しい鮫肌釉蛇蝎有など、薩摩の民芸品として愛されていて、釉薬が多種多様の特徴があります。

 登り窯が使われています。

※九州地方

鹿児島県姶良市

 国の天然記念物である根回り約24メートルの、樹齢1500年以上の日本一の巨樹として知られます「蒲生の大クス」といわれるクスノキがあります。

 日本の滝百選にも選ばれました「竜門滝」である落差46mの壮大な滝があります。

 自然あり、歴史的建造物ありなど、数多くの観光地として知られたところです。

 

 龍門司焼とは何について書いていきます。

龍門司焼の歴史・特徴・魅力は

龍門司焼の歴史は

 1598年、島津義弘が、朝鮮から連れてきた陶工によって始められました。

 約300年以上の歴史がある焼物です。

 朝鮮人陶工が加治木で築いた「古帖佐焼」の流れを組んでいます。

 

 薩摩焼の「黒薩摩」の系統に属しています。

 近代に入り、龍門司焼企業組合が設立されました。

 共同形式で陶工たちが技術を受け継いでいます。

龍門司焼の特徴は

 深い身のある黒と青「黒釉青流し」、鮮やかな色調の「三彩釉」、「鮫肌有」「蛇蝎釉」などあります。

 登り窯を使っています。

 薩摩焼の5系統の1つです。

龍門司焼の土

地元で採取された土

 

龍門司焼の釉薬

石・シラス・軽石・籾殻・囲炉裏の灰などを調合した、天然釉です。

 

龍門司焼の魅力は

 厚手にできていて、丈夫です。

 現代にもあったデザインを多く作っています。

龍門司焼の本物と偽物の見分け方は

本物は

陶器の表面には、黒い点状の「鉄粉」がみられること。

製造された地域が鹿児島県姶良市であること。

歴史が300年以上あること。

偽物は

 作品表面が、不自然な光沢や均一すぎるもの、きれいに作られているもの。

 鉄粉がまったくないもの。

 

龍門司焼の今は

 企業組合として現在も存続しています。

 川原史郎氏・その息子の竜兵氏、親族数名が「龍門司焼企業組合」として、共同窯方式から発展した形のまま、守り続けています。

龍門司焼企業組合

 陶芸体験ができます。

 販売も行っています。

以上が、龍門司焼とは何でした。

まとめ

 龍門司焼とは、鹿児島県の伝統的な焼物です。

 300年以上の歴史があります。

 多彩な釉薬を使っています。

 黒釉・三彩釉・鮫肌釉などです。

 薩摩焼5系統の1つとして、現在でも作り続けています。

 現在でも作られているのが嬉しいですね。

 いつまでも、伝統が守れ続けてほしいですね。

 なかなか、難しいとは思いますが。

 龍門司焼鑑賞の参考になればうれしいです。

最後まで見ていただきありがとうございます。 

 次回は、切込焼とは何です。

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