白岩焼とは何

焼物の歴史を巡る旅(93)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、白岩焼とは何です。

 

白岩焼という焼物を知っていますか?

どこにある焼物でしょうか?

白岩焼の焼物

白岩焼とは

 秋田県最古の窯元です。

 重ね掛けされた褐色の鉄釉と、青みの強いわら灰釉の対比に特徴のある焼き物です。

 釉薬の調合から窯焚きまでを、職人の手作業によって一つ一つ丁寧に作られています。

 東北地方

 秋田県仙北市角館町です。

「みちのくの小京都」と呼ばれる城下町です。

 武家屋敷通りが有名です。

桧木内川堤の桜並木や、伝統工芸品・樺細工の体験などがみどころです。 

 

白岩焼とは何について書いていきます。

白岩焼の歴史・特徴・魅力は

白岩焼の歴史は

 1771年に、相馬焼の松本運七が白岩で良質な粘土を発見して、開窯したのが始まりといわれます。

 最盛期では、複数の窯元が操業し、藩への献上品・生活雑貨を生産していました。

 1896年の明治29年には、地震により窯が倒壊していしまい、一時途絶えてしまいました。

 1975年の昭和50年には、白岩焼和兵衛窯が開窯し、再興されました。

白岩焼の特徴は

 独特の「青」で、なまこ釉の釉薬によって生み出されました。

 赤茶色の土色と、青白い釉薬のコントラストが美しいと評価されています。

 秋田の土と、秋田のコメから生まれた色合いです。

 

白岩焼の魅力は

 秋田のブルーです。

 素朴な形とどっぷりと掛けられた白い釉薬です。

 実用的な品揃えと、手頃な値段です。

 

 秋田県指定の伝統的工芸品に指定されています。

 

白岩焼の本物と偽物の見分け方は

 本物は

 ※釉薬の色合いや質感、表情です。

 ※赤褐色の土です。

 ※窯元・「白岩焼和兵衛窯」が唯一の窯元です。

 ※サインや刻印です。

偽物は

 ※釉薬が曖昧

 ※秋田の土ではないもの、

 ※窯元ではないもの

 ※サインや刻印がないもの、明らかに真似されているもの。

 

以上のようなことを踏まえて、白岩焼を見極めるポイントではないでしょうか。

窯元で買うのが、本物を手に入れるのには確実です。

 

白岩焼の今は

 和兵衛窯・久衛門窯・与吉窯や陶芸教室もある「陶芸塾」で、伝統が受け継がれています。

 昭和49年に一人の女性と、人間国宝・浜田庄司氏・次男の浜田晋作氏によって、再興されました。

 

以上が、白岩焼とは何でした。

まとめ

 白岩焼とは、秋田県白岩に開窯された県内最古の窯です。

 水甕・擂鉢・徳利・皿・鉢などの日用雑器を中心に製品を作り続けていました。

 1900年に、閉業してしまいますが、1975年に再興しています。

 今でも伝統を守り続けている、歴史ある焼物ですね。

 これから先にも、いい作品を作り続けいほしいですね。

 

 白岩焼鑑賞の参考になれば嬉しいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。

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