イスパノ・モレスク陶器とは何

世界の焼物(15)

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、イスパノ・モレスク陶器とは何についてです。

 

 イスパノ・モレスク陶器という焼き物を知っていますか?

 世界には、まだまだ知らない焼物がありますね。

イスパノ・モレスクの焼き物

模様がとてもきれいで目を引きますね。

形もバランスもいいですね。

イスパノ・モレスク陶器とは

 イスラーム陶器の技法を継承し、スパインで焼かれた錫釉陶器せきゆうとうきです。

 金属質の光彩を放つ絵付をしたラスター彩陶器は、華やかさを醸し出しています。

 

 スペイン

バレンシア地方・カタルーニャ地方・アンダルシア地方で作られました。

バレンシア地方は、

 地中海性気候で温暖な気候が特徴の町です。

 パエリア発祥の地としても知られています。

 美しいビーチがあり、歴史ある街並みが残っています。 

 

カタルーニャ地方は、

 地中海に面した海岸線と、ピレネー山脈に囲まれた山岳地帯を持つ多様な地形が特徴です。

 歴史と文化が、色濃く残る活気ある都市です。

 ワインやチーズなど、美味しい食文化の町です。

 

アンダルシア地方は、

 イスラム文化の影響を色濃く残る歴史ある町です。

 フラメンコ・闘牛などが有名です。

 

イスパノ・モレスク陶器とは何について書いていきます。

イスパノ・モレスク陶器の歴史・特徴・魅力は

歴史は

 12世紀以降にスペインで制作されました。

 イスラム意匠の影響を受けた錫釉陶器です。

 19世紀まで続きました。

 マヨルカ島を経由しイタリアに輸出され、マジョリカ陶器として知られるようになりました。

 

特徴は

 ラスター釉使っています。

 他の色彩も多く使われています。

 金彩を施した焼物もあります。

 

 この技法は、18〜19世紀にイギリスのスタッフォードシャーの製品に大きく影響しています。

 ピンク・紫・ルビーなどの鮮やかなラスターが使われるようになりました。

 スペイン陶器は、厚みのある素朴な風合いを持ち、色彩豊かな図柄があります。

 

ラスター釉

金属酸性化を使って陶器の表面に、真珠のような光沢や虹色をだす釉薬です。

 金・銀・銅などを薄く塗布し低温で焼成することで、光の干渉減少を利用して、輝きを表現します。

魅力は

 デザインには、イスラム陶器の痕跡から認められます。

 スペインで発展した錫釉陶器の華やかさと、ラスター彩陶器の金属的な光沢と、色鮮やかな絵付けが魅力を感じます。

今は

 現在でも、多くの人々に愛されています。

 形や色合いも変わらず残っています。

 世界中の美術館・博物館で展示されています。

 日本は、東急と足立区にある石洞美術館でも見ることができます。

 

以上が、イスパノ・モレスク陶器とは何でした。

まとめ

 イスパノ・モレスク陶器とは、イスラム陶器の技法を継承し、スペインで焼かれた錫釉陶器です。

 絵付けの色合いが鮮やかで美しい焼物ですね。

 細かい作業です。

 

 スペイン陶器の散策の参考になれば嬉しいです。

 最後まで見ていただきありがとうございます。

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