こんにちは、けいみるるです。
今回は、箱館焼とは何です。
箱館焼という焼物を知っていますか?
どこの焼物でしょうか?
箱館焼の作品

箱館焼とは、
1859〜1860年にかけて、函館で陶器と磁器が焼かれるようになったのが始まりです。
美濃焼の陶工達が移り住んで窯を築き、焼き始めたといわれています。
染付磁器の遺品をみると、そこにはアイヌの風俗が描かれています。
北海道

北海道函館市です。
歴史的な建造物・夜景・新鮮・グルメなどがあります。
五稜郭・函館山やど、金森赤レンガ倉庫や函館ハリストス正教会などがある人気スポットです。
箱館焼とは何について書いていきます。
箱館焼の歴史・特徴・魅力は
箱館焼の歴史は
1857年に、箱館奉行所が地場産業復興策の一環として計画されました。
1858年に、美濃国出身の足立岩次氏らが中心となって窯を築きました。
1859年に、本格的に生産を始めました。
厳しい気候や原料の調達。、経済的な理由から、1862年頃から1868年の明治元年頃に閉窯しました。
その後の復興はありませんでした。

箱館焼の特徴は
アイヌ文様・外国人・箱館の風景など、蝦夷地独特の絵柄です。
箱館焼の魅力は
現代のものとはことなる磁器であり、素朴な温かみを感じられる美しさがあります。
作られた器は数少なく、希少価値が高いのも魅力の一つです。
箱館焼の土
具体的な種類・成分に関する情報は、現在では不明です。
箱館焼の釉薬
本土から取り寄せた可能性が高いです。
現地で入手可能な材料を、工夫して使用したのものと考えられます。
箱館焼の本物と偽物の見分け方は
本物は
長い年月が立っているので、釉薬の光沢が鈍く、貫入があったり、細かいキズや汚れがあります。
釉薬のムラ・剥がれ落ちる「カセ」がみられます。
長い年月による自然な変化です。
高台が、削りが荒いもの、歪んでいるのが見られます。
丁寧な絵付けがされています。
作者のサインが入っています。
磁器なので、澄んだ音がします。
偽物は
経年劣化が不自然で、過度に綺麗すぎるところがあります。
釉薬が均一で、「カセ」も不自然です。
高台が綺麗に整いすぎています。
絵柄が雑です。
印やサインが不自然です。
陶器で作られているのこともあるので、音は鈍いです。
軽すぎます。
本物と偽物を見分けるのは、 プロでも難しいほどです。
上記の方法はあくまでも参考として、判断していく必要があります。
箱館焼の今は
現在では、国内に現存するのは100点ほどだといわれます。
めったにお目見えできないほど「幻の窯」として知られています。
技術は、函館焼として復活し、現在も活動されています。
以上が、箱館焼とは何でした。
まとめ
箱館焼とは、幕末の蝦夷地で1858年に作られた陶磁器です。
美濃から陶工たちが移り住んで窯を築き始めたといわれています。
器には、アイヌの風俗の絵付けがされています。
あまり知られていない、幻といっていいほどの焼物ですね。
一度は、実物を見てみたいですね。
箱館焼鑑賞の参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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