成島焼とは何

 こんにちは、けいみるるです。

 今回は、成島焼とは何についてです。

 

成島焼という焼物を知っていますか?

どこの地方の焼物でしょうか?

 成島焼の作品

成島焼とは、

 山形県米沢市で焼かれていた焼物ですが、現在は長井市で焼かれています。

 鉄釉に灰釉を2重掛けした海鼠釉とだっしりとした黒釉などを使っています。

 絵付けをしない窯変を生かした、独特な色合いが特徴です。

 

 東北地方

 山形県米沢市です。

 米沢牛が有名です。

 上杉神社・米沢城址といった歴史的な名所があります。

 

 成島焼とは何について書いていきます。

成島焼の歴史・特徴・魅力は

 成島焼の歴史は

 1781年、米沢藩主・上杉鷹山が藩の財政を支えるために、相良清左衛門に相馬焼の技法を学ばせて、米島市成島に開窯させたのが、始まりといわれています。

 藩窯として栄えましたが、大正時代〜昭和にかけて一度途絶えています。

 明治末期から大正時代に、鉄道が普及したことで、安価で良質な瀬戸物が流入したことにより、需要が少なくなりました。

 

 1965年に、旧米沢藩の成島焼の復興を依頼されました。

 依頼されたその人物は、陶芸家・和久井富夫でした。

 長年の研究の結果、古い成島焼きの風合いを現代に蘇らせることに、成功しました。

 長井市の指定無形文化財に指定されています。

 現在でも、続いています。

 

成島焼の特徴は

 釉薬と窯の変化のみで、作品は作られています。

 海鼠釉・黒釉・わら灰釉を使ってます。

 地元のを使っています。

 解体された屋根のわらなども使われています。

 

成島焼の魅力は

 どっしりとした重み厚みがあります。

 絢爛豪華な絵付けはされていません。

 復興後の作品には、従来の焼締めのものに加えて、磁器土を使ったものなど多様な表現もあります。

 当時は、装飾性よりも日用雑器としての丈夫さが重視されていました。

 耐久性が高いです。

成島焼の本物と偽物の見分け方は

本物

 職人の手で一つ一つに、微妙なゆがみや練り方に絶妙な違いがあります。

 比較的シンプルな作品がおおいです。

 

偽物

 機械的に均一すぎるものです。

 証紙は真贋を判断する有力な材料ですが、偽造されている可能性も高いです。

 どうしても判断できないときには、専門家の力を借りることも必要ですね。

 偽物よりも本物がいいですね。

成島焼の今は

 現在の成島焼は、複数の窯元があり、復興と継承がされています。

 長井市で伝統的な技法を守りながら、作品作りが続けられています。

 

成島焼和久井窯

 作品の展示販売・陶芸教室・地域の子どもたちに伝統工芸の理解促進活動を行っています。

 

以上が、成島焼とは何でした。

まとめ

 成島焼とは、山形県長井市で焼かれている焼物です。

 絵付けのないシンプルな風合いが特徴です。

 約200年以上の歴史のある古い焼物のひとつです。

 一度途絶えてしまった成島焼を、復活させたのがすごいですね。

 これからもずっと残してほしいですね。

 

 成島焼鑑賞の参考になればうれしいです。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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