こんにちは、けいみるるです。
今回は、セーヴル陶器とは何についてです。
セーヴル陶器という焼物を知っていますか?
セーブル陶器

セーヴル陶器とは、
フランスのセーヴルで生産された磁器の陶器です。
国の威信にかけて作られた陶磁器です。
ロココ式の装飾が特徴です。
様々な色彩が使われていますが、特に青色に優れています。
酸化コバルトを顔料とした「ブリュ・ド・ロワ(国王の青)」や雲状のぼかした「クラウデッド・ブルー」などが有名です。
ロココ式とは、
美術史で使われている用語です。
バロックに続く時代の美術様式を指しています。
18世紀に、ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパ各地に伝えられ流行しました。
動的で優美な曲線です。
フランス

パリの西郊、セーヌ川沿いのセーヴルという街です。
オー・ド・セーヌ県の町です。
完成な住宅街であり、中産階級のベッドタウンとして人気があります。
セーヴル美術館が見どころです。
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セーヴル陶器とは何について書いていきます。
セーヴル陶器の歴史・特徴・魅力は
セーヴル陶器

セーヴル陶器の歴史は
1738年にパリ近郊のヴァンセンヌ窯が設立されたことが、始まりです。
1759年には、ヴァンセンヌ窯がパリからセーヴルに移転したのを機に、名称を「フランス王立セーヴル製陶所」と改め、新たな時代を迎えました。
フランス革命で一時閉窯しましたが、ナポレオン時代に再興され、現在に至ります。
セーヴル陶器の特徴は
豊かな彩色を駆使した、ロココ様式の絵画表現による装飾です。
華やかなブーケ柄やレース模様など、優美で繊細な絵付けがされています。
青色を使い、24金による装飾が施された作品が有名です。
少ない生産のため、希少で価値が高いです。
セーヴル陶器の魅力は
高度な技術で作られた独自の青色です。
クラウデット・ブルー、ファット・ブルー、アガサ・ブルーの3点は、伝統と技術性があります。
熟練の職人が、重ね塗り・たたき・こすりなどの巧みな刷毛さばきで、艶のある地色を表現しています。
セーヴル陶器の偽物の見分け方は
本物は
製品の裏側に印字や焼付されています。
王冠と「Sevres」の文字、製造年が記載されています。
独自の釉薬、白さ・青・金・緑などの鮮やかさがあり、光沢感があります。
高品質な原料を使用してります。
適切な厚みがあります。
重みがあります。
市場価格も高額です。
偽物は
本物と比べて、粗雑であり、誤った文字が使われていることがあります。
本物と違い、釉薬の色が濁っていたり、光沢が弱いです。
手描きではなく、機械的な印刷であることです。
薄くて軽いのが特徴です。
価格は安く販売されています。
セーヴル陶器の今は
フランス国立セーブル陶磁器製作所として、伝統的な手作り製法を守りながら作られています。
年間6000ピースしか生産されていません。
ほとんどが、フランス大統領官邸や首相官邸で使われています。
一般流通はごくわずかです。
購入するのは、パリとセーブルにあるギャラリーで購入できます。
以上が、セーヴル陶器とは何でした。
まとめ
セーヴル陶器とは、フランスのセーヴルで生産されている陶器です。
現在でも伝統的な手作りの技法で作られています。
年間6000ピース程度の少量生産をしています。
数少ない貴重な作品なのですね。
なかなか見られない焼物ですね。
価値が高くて値段も高いとなると、簡単には買えませんね。
フランスのセーヴルを訪れた際には、セーヴル陶器を見るときの参考になればうれしいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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