こんにちは、けいみるるです。
今回は、龍門司焼とは何です。
龍門司焼という焼物を知っていますか?
どこの地方の焼物でしょうか?
龍門司焼の作品

龍門司焼とは、
鹿児島の伝統工芸です。
約300年以上の歴史のある焼物です。
渋い飴釉・深みのある黒と青の黒釉青流し・鮮やかな色調の三彩釉・見た目と触り心地の珍しい鮫肌釉・蛇蝎有など、薩摩の民芸品として愛されていて、釉薬が多種多様の特徴があります。
登り窯が使われています。
※九州地方

鹿児島県姶良市
国の天然記念物である根回り約24メートルの、樹齢1500年以上の日本一の巨樹として知られます「蒲生の大クス」といわれるクスノキがあります。
日本の滝百選にも選ばれました「竜門滝」である落差46mの壮大な滝があります。
自然あり、歴史的建造物ありなど、数多くの観光地として知られたところです。
龍門司焼とは何について書いていきます。
龍門司焼の歴史・特徴・魅力は

龍門司焼の歴史は
1598年、島津義弘が、朝鮮から連れてきた陶工によって始められました。
約300年以上の歴史がある焼物です。
朝鮮人陶工が加治木で築いた「古帖佐焼」の流れを組んでいます。
薩摩焼の「黒薩摩」の系統に属しています。
近代に入り、龍門司焼企業組合が設立されました。
共同形式で陶工たちが技術を受け継いでいます。
龍門司焼の特徴は
深い身のある黒と青「黒釉青流し」、鮮やかな色調の「三彩釉」、「鮫肌有」「蛇蝎釉」などあります。
登り窯を使っています。
薩摩焼の5系統の1つです。
龍門司焼の土
地元で採取された土
龍門司焼の釉薬
石・シラス・軽石・籾殻・囲炉裏の灰などを調合した、天然釉です。
龍門司焼の魅力は
厚手にできていて、丈夫です。
現代にもあったデザインを多く作っています。
龍門司焼の本物と偽物の見分け方は
本物は
陶器の表面には、黒い点状の「鉄粉」がみられること。
製造された地域が鹿児島県姶良市であること。
歴史が300年以上あること。
偽物は
作品表面が、不自然な光沢や均一すぎるもの、きれいに作られているもの。
鉄粉がまったくないもの。
龍門司焼の今は
企業組合として現在も存続しています。
川原史郎氏・その息子の竜兵氏、親族数名が「龍門司焼企業組合」として、共同窯方式から発展した形のまま、守り続けています。
龍門司焼企業組合
陶芸体験ができます。
販売も行っています。
以上が、龍門司焼とは何でした。
まとめ
龍門司焼とは、鹿児島県の伝統的な焼物です。
300年以上の歴史があります。
多彩な釉薬を使っています。
黒釉・三彩釉・鮫肌釉などです。
薩摩焼5系統の1つとして、現在でも作り続けています。
現在でも作られているのが嬉しいですね。
いつまでも、伝統が守れ続けてほしいですね。
なかなか、難しいとは思いますが。
龍門司焼鑑賞の参考になればうれしいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
次回は、切込焼とは何です。
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