こんにちは、けいみるるです。
今回は、牛ノ戸焼についてです。
*中国地方
鳥取県鳥取市河原町です。
牛ノ戸焼のコップの焼物です。
緑と黒のシンプルな釉薬が美しいですね。
目次
- 牛ノ戸焼を見るポイントは
- 牛ノ戸焼の歴史は
- 牛ノ戸焼の特徴・魅力は
- 牛ノ戸焼の今は
- まとめ
牛ノ戸焼を詳しく書いていきます。
牛ノ戸焼の見るポイントは
*素焼きされた器に釉薬を塗って焼くことで、特徴的な色合いが出てきます。
*緑釉と黒釉のシンプルな焼き上がりとなっています。
*ぼってりとした質感が特徴です。
*窯元では、染め付け技法をベースにした陶器が多く作られています。
*三色分け・朱色の釉薬を使った染め分けもあります。
牛ノ戸焼の歴史は
1830年、因藩の陶工・金河藤七が開窯しました。
牛ノ戸は地名に由来しています。
完全な民窯であり古い歴史があります。
昭和初期に衰退しましたが、民芸家の吉田璋也に指示を仰いで4代目が作陶に取り組みます。
梅文様の徳利など日用雑器を生産していました。
牛ノ戸焼の特徴・魅力は
粘土は地元のものを使っています。
釉薬は、黒釉・緑釉・白釉を主としています。
高台は深く削り出して、薄手ながらも重圧な作風が特徴です。
登り窯で焼成しています。
素焼きされた器に釉薬を塗って焼くことで、特徴的な色合いがでてきます。
用の美を追求した作品であり、芸術性よりも実用性において評価されています。
黒と緑を半々に振り分けた釉薬が特徴的で、身を引く美しさを持っています。
他に、イッチン描きも見られます。
民藝運動家達の影響が強い焼物です。
牛ノ戸焼の今は
現在でも、地元の良質な土を自ら精製しています。
登り窯で製作されている牛ノ戸窯の器は、生地作りから染め分けまでを、6代目の小林氏の息子と親子が手作業で作り上げています。
現代6代目・小林考男氏が伝統を守り続けています。
染付は4代目の吉田璋也氏監修した染付はここから生まれています。
まとめ
歴史は1830年頃に起源としています。
牛ノ戸とはこの土地に由来しています。
鉄による黒釉と飴釉との2色の釉薬が、いいバランスをとっていますね。
目を引く青い色と黒がとても美しいです。
センスある牛ノ戸焼に出かけてみたいですね。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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